100-35=60
昨日のカピローグで…
「80円のものを買って100円払ったら21円お釣りがきた」という話をしました。
⇒カピローグ:
100-80=21
その時に思い出した1986年のエジプトでの話。
週刊かぴぱ223(2005年11月13日発信)より
▲100-35=60
カイロからルクソールに向かう列車の中、向かいに座っていた白人男性が英語で車内販売の紅茶を注文した。
ちなみにエジプトの貨幣はエジプシャンポンド(LE)と補助貨幣のピアストル(PT)で1LEが100PTです。
続いて若造も紅茶を注文、
35PTだったので
1LEを払い、紅茶とお釣りをもらう。
しか~しお釣りが
60PTしかない。
ごまかされたのか?、チップなのか?と白人男性に聞く。
出回っているお金は
10PTからで、
一桁の位は全て切上げしているとのこと。
つまり“100-35=60”という数式が成り立つのである。
「一桁のお金がないなら最初から紅茶は40PTにすべきでしょう」という若造の力説をきっかけに彼と色々話した。
白人男性の職業はミュージシャン。
本当はエジプト国籍でアラビア語もペラペラ、でも面倒なことが多いから英語で話しているなんてことを話しているとさっきの車内販売が戻ってきた。
彼が紅茶のお代わりを2人分注文して、
「おごるよ」と言って1LEでまとめて払った。
※彼です…エジプト人には見えないでしょう。
彼は
「こんな時に一桁は必要だよ」とお釣りの
30PTを若造に見せた。
数式的におさらいすると…
●100-35=60
●100-(35+35)=30
※2005年現在のエジプトでは50PT未満のお金はほとんど流通していないようですね。
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