沖縄大事典◆033ポークの名産地

和家若造

2007年11月13日 15:20

「絵で見る和家若造的沖縄大事典…への道」◆033

 ◆<ホ>ポークの名産地(ぽーくのめいさんち)



 沖縄で「ポーク」といえばポークランチョンミートの缶詰。戦後米軍の配給物資として持ち込んだものが広く沖縄に定着し、現在でも豚肉の代わりにチャンプルーやみそ汁使われたり、スライスして焼いたものを卵料理と一緒に盛り付けるポーク卵など沖縄の食卓にはなじみが深い。

 ポークといえば沖縄というイメージが定着しつつあるが、2005年11月の那覇市内のスーパーRでのラベルチェック調査によるとポークの缶詰は100%輸入品である。その輸出元メーカーはデンマーク4社(TULIP・Midland・DAK・CELEBRITY)、アメリカ2社(SPAM・Hormel)、オランダ1社(PLUMROSE)・中国1社(Maling)であった。

 わしたショップなど県産豚肉でつくった沖縄産ポークの上等缶詰も発売されているが、あくまでもお土産用のようで、一般への認知度は低い。もちろん振り付けのあるなしにかかわらず、「♪友達ができたポークの名産地」とはまだ誰も歌っていない。

 ※写真は沖縄市の沖縄こどもの国のレストランのポーク卵のメニュー写真

関連記事