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2010年09月07日
「プロジェクトC ~政也君グラス作りを体験する」硝子物語Vol.01
琉球ガラス村ホームページのコミュニティサイト『CLUB若造』の
硝子物語(ガラスストーリー)に掲載されていた作品です。
※長文&多い画像です。
琉球ガラスをネタに無理やり物語を作ってしまいました(全24話)
家族・友人・知人・知らない人総出演!コッポラ風に言えば
「硝子物語(ガラスストーリー)は偉大なるホーム紙芝居だ!」
★硝子物語(ガラスストーリー)

⇒硝子物語(ガラスストーリー)
Vol.1<▼プロジェクトC ~ 政也君グラス作りを体験する>
ACT:仲地政也
WRITE:若造
PHOTO:小若
製作:2003年6月
撮影協力:琉球ガラス村(糸満工場)
沖縄県糸満市字福地169番地
AM9:00~PM18:00(年中無休)
TEL 098-997-4784

1.今日は那覇市にお住まいの仲地政也君が琉球ガラスのグラス作りを体験する。
昨年はシーサー作りにも挑戦した図工とサッカーが大好きな小学4年生だ。
もちろん抱っこしてる人でも抱っこされてる人でもない(お母さんと妹のみなみちゃんです)。

2.まずはエントランスで受付を行います。今日は団体のお客さんがいないので時間に余裕があるって受付の前田さんが言ってました。料金を自分のおこづかいから出した政也君はあんたはえらい。
<解説1:ガラス作りの体験の料金は1500円>

3.開始までの時間は隣りの売店でウインドウショッピング…と思いきや、いきなり熟練した職人の技を見つけてしまいました。今日作るデコボコグラスです。

4.実は政也は悩んでいた。
今日の作品のイメージを決めかねていたのだ。
もう少し平たく言うと作ったグラスで始めに何を飲むべきかを考えていたのだった。?
夏だからアイスティー?
定番の麦茶?そしてさんぴん茶?
ノーリーズンでコーラ?
う~~ん、決めかねる…。

5.そこでひらめいた。
やはり爽やかな青いグラスにはカルピスだ!一番最初に飲むのは大好きなカルピスにしよう。
そして今回の体験作戦は「プロジェクトC」と名付けよう。

6.時間になったので集合場所のエントランスに行くと担当の池間さんが待っていました。工場前に連れて行ってくれて火傷防止の手袋と腕当てをつけてもらいました。

7.続いて体験できる作業の説明を丁寧にしてもらう。今回は“吹く”と“転がす”という2つの工程を体験することができる。
なんだ簡単じゃないか!

8.工場内に入る。熱く燃えているのは溶解窯(ようかいがま)である。この中にはガラスの素地が溶けています。
<解説2:この窯の温度は約1300度>

9.職人の根間さんが暑さと熱さの中、果敢にも吹きサオに原料素地をとっている。というか毎日やってるプロですから…当たり前。

10.“りん”の中で形を整えます。
政也君なら、このりんちゃんはいくつのガラスの素地の整えに手を貸してきたのだろうかと考えているはずだとと思いきや…。

11.池間さんと入念な最終打ち合わせ中であった。
吹きサオに子供用はないので身長の足りない分踏み台に乗っています。

12.ここでいきなりのクイズです。
職人の根間さんは何をしているでしょうか?
1.トランペットの演奏
2.吹き矢の練習
3.ガラスの素地をちょいと膨らませている。
<答:3>

13.“りん”の中の素地が大きくなっているのがわかりますよね。均等に形を整えながら素地を数回に分けて付けています。

14.さーていよいよ本番、政也君の出番だ!
写真を見ても緊張してるのがわかります。がんばれ~。

15.ふーーー。思いっきり息を吹き込んで膨らませた。
<解説3:型に入れて息を吹き込み形作りの工程を体験中>
「こんなに集中したのは昨日の算数の授業以来だ(推測コメント)」。

16.吹きながらはよく見えなかったので口を離してもう一度形を整えました。この型でグラスの形がきまります。ちゃんとデコボコついてましたよ。

17.余裕のVサインの政也君。
ちょっと不安はあったけど、思ったより簡単だった(この段階の本人談)。

18.その頃グラスは吹きサオからポンテサオに写す作業が行われていた。
<解説4:コップの口を仕上げる為の作業・吹きサオにくっついていた側は飲み口の方です>

19.整形窯(せいけいがま)で再度加熱します。
<解説5:口だけを加熱。加熱し過ぎるとせっかく付けた形も溶けちゃいます>
お~~っとこの髭の男は…?

20.そのころ政也君は職人の知名さんから次の工程の説明を受けていました。緊張はなくなったけど熱いガラスがすぐ近くに来るのはちょっと恐いかも…。

21.さ~いくよ。アチコーコーだから気をつけてね(多分こうは言わなかっただろう…)。
<解説6:アチコーコーとは「アチコーコーだから美味しいさー」などと食べ物がアツアツの時に使う言葉>

22.左手で回しながら右手で調節します。
<解説7:ガラスコップの飲み口仕上げ工程を体験中>
このグラス本当に青いのかよくわからんぞ。

23.回している間にちょっと冷めると青いグラスになっているぞ。今日はサービスでいつもより多めに回してもらいました(染)。

24.ポンテサオを外してポンテ跡をバーナーで処理しております。
<解説8:この段階でコップの底に受付番号を刻印します>

25.仕上がった作品は徐冷窯(じょれいがま)に入れられます
<解説9:600℃の窯から半日かけて徐々に冷ましていきます>
急に冷ますと割れちゃうんだって。

26.徐冷窯(じょれいがま)の中。中央のグラスが政也君の作品。
お~頼むよ~待ってるからね~(誰の声?)

27.全工程を終えてガッツポーズ。
あれ?笑顔じゃないね…。
実はこことっても熱いんです。
そしてもう一つの理由は…。

28.いつのまにかギャラリーが沢山!
外人さんや子供たちに見られていたことに気が付いて急に照れちゃったのでした。

29.数日後。
自宅に届いたグラスを手にニッコリの政也君。よ~~しあれを飲もう!


30.やったね!仕事の後はカルピスだ。プロジェクトC(カルピス)をやりとげた満足感でいっぱいだ。お母さんの手作りのサータアンダギーの味もいつもより美味しく感じるぞ。

2010年若造コメント
せっかくですので、カピローグ移行記念に若造コメント追記していきます。全24話も続くなんて思っていなかった硝子物語がスタート。この回のみ、グラス体験の工程を紹介するというあらすじアリでした。偶然若造が写る写真があったので、あやしい謎の髭のおじさんとしてレギュラー化されることになる・・・なんて思ってもいなかった。
こちらのページは琉球ガラス村の許可を得て掲載しております。


⇒若造アーカイブズ
硝子物語(ガラスストーリー)に掲載されていた作品です。
※長文&多い画像です。
琉球ガラスをネタに無理やり物語を作ってしまいました(全24話)
家族・友人・知人・知らない人総出演!コッポラ風に言えば
「硝子物語(ガラスストーリー)は偉大なるホーム紙芝居だ!」
★硝子物語(ガラスストーリー)

⇒硝子物語(ガラスストーリー)
Vol.1<▼プロジェクトC ~ 政也君グラス作りを体験する>
ACT:仲地政也
WRITE:若造
PHOTO:小若
製作:2003年6月
撮影協力:琉球ガラス村(糸満工場)
沖縄県糸満市字福地169番地
AM9:00~PM18:00(年中無休)
TEL 098-997-4784

1.今日は那覇市にお住まいの仲地政也君が琉球ガラスのグラス作りを体験する。
昨年はシーサー作りにも挑戦した図工とサッカーが大好きな小学4年生だ。
もちろん抱っこしてる人でも抱っこされてる人でもない(お母さんと妹のみなみちゃんです)。

2.まずはエントランスで受付を行います。今日は団体のお客さんがいないので時間に余裕があるって受付の前田さんが言ってました。料金を自分のおこづかいから出した政也君はあんたはえらい。
<解説1:ガラス作りの体験の料金は1500円>

3.開始までの時間は隣りの売店でウインドウショッピング…と思いきや、いきなり熟練した職人の技を見つけてしまいました。今日作るデコボコグラスです。

4.実は政也は悩んでいた。
今日の作品のイメージを決めかねていたのだ。
もう少し平たく言うと作ったグラスで始めに何を飲むべきかを考えていたのだった。?
夏だからアイスティー?
定番の麦茶?そしてさんぴん茶?
ノーリーズンでコーラ?
う~~ん、決めかねる…。

5.そこでひらめいた。
やはり爽やかな青いグラスにはカルピスだ!一番最初に飲むのは大好きなカルピスにしよう。
そして今回の体験作戦は「プロジェクトC」と名付けよう。

6.時間になったので集合場所のエントランスに行くと担当の池間さんが待っていました。工場前に連れて行ってくれて火傷防止の手袋と腕当てをつけてもらいました。

7.続いて体験できる作業の説明を丁寧にしてもらう。今回は“吹く”と“転がす”という2つの工程を体験することができる。
なんだ簡単じゃないか!

8.工場内に入る。熱く燃えているのは溶解窯(ようかいがま)である。この中にはガラスの素地が溶けています。
<解説2:この窯の温度は約1300度>

9.職人の根間さんが暑さと熱さの中、果敢にも吹きサオに原料素地をとっている。というか毎日やってるプロですから…当たり前。

10.“りん”の中で形を整えます。
政也君なら、このりんちゃんはいくつのガラスの素地の整えに手を貸してきたのだろうかと考えているはずだとと思いきや…。

11.池間さんと入念な最終打ち合わせ中であった。
吹きサオに子供用はないので身長の足りない分踏み台に乗っています。

12.ここでいきなりのクイズです。
職人の根間さんは何をしているでしょうか?
1.トランペットの演奏
2.吹き矢の練習
3.ガラスの素地をちょいと膨らませている。
<答:3>

13.“りん”の中の素地が大きくなっているのがわかりますよね。均等に形を整えながら素地を数回に分けて付けています。

14.さーていよいよ本番、政也君の出番だ!
写真を見ても緊張してるのがわかります。がんばれ~。

15.ふーーー。思いっきり息を吹き込んで膨らませた。
<解説3:型に入れて息を吹き込み形作りの工程を体験中>
「こんなに集中したのは昨日の算数の授業以来だ(推測コメント)」。

16.吹きながらはよく見えなかったので口を離してもう一度形を整えました。この型でグラスの形がきまります。ちゃんとデコボコついてましたよ。

17.余裕のVサインの政也君。
ちょっと不安はあったけど、思ったより簡単だった(この段階の本人談)。

18.その頃グラスは吹きサオからポンテサオに写す作業が行われていた。
<解説4:コップの口を仕上げる為の作業・吹きサオにくっついていた側は飲み口の方です>

19.整形窯(せいけいがま)で再度加熱します。
<解説5:口だけを加熱。加熱し過ぎるとせっかく付けた形も溶けちゃいます>
お~~っとこの髭の男は…?

20.そのころ政也君は職人の知名さんから次の工程の説明を受けていました。緊張はなくなったけど熱いガラスがすぐ近くに来るのはちょっと恐いかも…。

21.さ~いくよ。アチコーコーだから気をつけてね(多分こうは言わなかっただろう…)。
<解説6:アチコーコーとは「アチコーコーだから美味しいさー」などと食べ物がアツアツの時に使う言葉>

22.左手で回しながら右手で調節します。
<解説7:ガラスコップの飲み口仕上げ工程を体験中>
このグラス本当に青いのかよくわからんぞ。

23.回している間にちょっと冷めると青いグラスになっているぞ。今日はサービスでいつもより多めに回してもらいました(染)。

24.ポンテサオを外してポンテ跡をバーナーで処理しております。
<解説8:この段階でコップの底に受付番号を刻印します>

25.仕上がった作品は徐冷窯(じょれいがま)に入れられます
<解説9:600℃の窯から半日かけて徐々に冷ましていきます>
急に冷ますと割れちゃうんだって。

26.徐冷窯(じょれいがま)の中。中央のグラスが政也君の作品。
お~頼むよ~待ってるからね~(誰の声?)

27.全工程を終えてガッツポーズ。
あれ?笑顔じゃないね…。
実はこことっても熱いんです。
そしてもう一つの理由は…。

28.いつのまにかギャラリーが沢山!
外人さんや子供たちに見られていたことに気が付いて急に照れちゃったのでした。

29.数日後。
自宅に届いたグラスを手にニッコリの政也君。よ~~しあれを飲もう!


30.やったね!仕事の後はカルピスだ。プロジェクトC(カルピス)をやりとげた満足感でいっぱいだ。お母さんの手作りのサータアンダギーの味もいつもより美味しく感じるぞ。

2010年若造コメント
せっかくですので、カピローグ移行記念に若造コメント追記していきます。全24話も続くなんて思っていなかった硝子物語がスタート。この回のみ、グラス体験の工程を紹介するというあらすじアリでした。偶然若造が写る写真があったので、あやしい謎の髭のおじさんとしてレギュラー化されることになる・・・なんて思ってもいなかった。
こちらのページは琉球ガラス村の許可を得て掲載しております。

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Posted by 和家若造 at 00:13│Comments(0)
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硝子物語(ガラスストーリー)【和家若造のカピローグ】at 2010年09月07日 12:16