22才の誕生日
本日、
2008年1月23日は若造
44才の誕生日です。
4200グラムという大きなサイズで産んでくれた母親に心から感謝。
さて、
あのエジプトの夜から22年がたちました。
今日は22才の誕生日のお話を…その年は1年間の海外放浪中でした。
********************** 1986年1月 ********************
イスラエルからバスでエジプトに入る。テルアビブ~カイロの往復のバスにカイロでの2泊のホテルが付いているツアーで52ドルだった。当時飛行機でエジプトに入ると強制両替を500ドルしなくてはならなかったが、陸路の安バスツアーにはその必要はなかった。
カイロの第一印象は砂ぼこり。その日の宿泊ホテルはSANDホテルという名前で砂だらけかと思ったがなかなかきれいでした。
シングル料金をケチった若造はカナダ人のフィリップというおじさんと相部屋になる。
ルームメイトとなったフィリップは「ど」が付くほどの倹約家。50才を過ぎているが節約をして少しでも長く世界を旅行する為だ。彼と一緒にギザまで行ってクフ王、カフラー王、メンカフラー王の3大ピラミッドを見た日の
夕食はホテルの部屋でクラッカーだけだった。
そしてフィリップは寝る準備をし始めたので、若造は毎日の日課にしていた
日記を書きはじめる。
1月23日と日付を書いてその日が22歳の誕生日だったということにはじめて気が付く。
誕生日の食事がクラッカーだけではあまりにもかわいそうなので、一人で
ホテルのバーに向かう。まだ9時前だったがフィリップは既に熟睡していた。
イスラム圏ではご法度のアルコールだが、ホテルなどの施設では安易に手に入る。7エジプシャンポンドの
缶ビールを一本注文した。日本にいたことがあるというフィリピン姉妹の従業員がカラオケで“銀恋”を歌おうとしつこいので早々と部屋に戻る。
異国でささやかな贅沢をした22才の誕生日でした。
※写真は22才の若造。
ボランティアをしていたイスラエルのキブツヤクムの自分のベッドで。
関連記事